2010年05月11日

久しぶりの旧令共済

今日は年金事務所への協力日。

今日は社労士3人体制だったので少し余裕があると思い、
他の社労士に特殊な事例に関しての説明をはじめました。

こうして自分の経験をお話することで、全体のレベルアップを図る目的がありますicon22

内容は「旧令共済」。
海軍工廠や陸軍工廠といった、簡単に言うとお国のために働いた期間を
厚生年金期間として働いたものとする期間です。
ちなみに戦時中に一般企業などで働いた場合は単なる厚生年金期間です。

ちょっと専門的な話をすると・・・
この旧令共済期間は

・厚生年金が1年以上あること
・定額部分の上限に達していないこと

という場合に年金につながる可能性があります。
(ただし、あくまで定額部分の年金にしかなりません。)

つまり、国民年金記録しか持っていない場合にはたとえ海軍工廠などで
働いていたとしても年金にはつながりません。。。

とまあ、専門的な話はここまでにして・・・。
旧令共済に関する調査は「日本年金機構」(旧社会保険庁)ではなく「総務省」で行います。

かつては調査に1年、さらにそこから記録確認されて
年金としてもらえるまでさらに1年・・・そんなことが言われていましたがicon10

で、この話をしていたら今朝一番のお客様がこの旧令共済でした。
かつては結構いらっしゃいっていた旧令共済のお客様も最近はほとんど
いらっしゃらない状況でしたので、久しぶりに旧令共済の手続きをしました。

聞けば、どうやらこの旧令共済の話が新聞記事に載った模様。
(記事をお持ちになりました)

その中には社労士の言葉もあり、「年金は社会保険労務士」という図式が
ようやく確立しつつある感じですね。


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Posted by IT社労士 at 23:59│Comments(0)日記
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